梅雨のあじさい寺 Hydrangea at Hokoji Temple in the rainy season

みなさん、こんにちは。

アジサイ(紫陽花):hydrangea は本来日本原産の花ですが、私たちが今目にしているのは、19世紀にヨーロッパから逆輸入された西洋アジサイであることをご存知でしたか。

中国に野生していたと思われる日本原産の「てまりあじさい」の苗木を、イギリスの直物学者がロンドンに持ち帰ったのがそもそもの始まりでした。19世紀、中国がひた隠しにしていた茶の製法と種を入手するために中国奥地まで潜入したのも、英国人プラントハンター、ロバート・フォーチュンでした。富を生み出す植物に対してヨーロッパ人は貪欲でした。

梅雨の時期になると私は、「放光寺」(甲州市塩山藤木2438)の紫陽花を見に行きます。先日行ったときはまだ満開ではありませんでしたが、梅雨の晴れ間の日の光に、ブルーの花がはえてきれいでした。

さて、先週の土曜日久しぶりに昭和町の「イオンモール」に行き、大変驚きました。館内が峡東地域では見たことのないほど、多くの人であふれかえっていたのです。しかも、行きかう人たちの年齢の若いこと。まるで新宿駅構内の通路を歩いているようでした。

本県の人口集中密度が甲府市以西に傾いていることは知っていましたが、改めて県内でも人口格差、経済格差が進行していることを感じました。地方はそれぞれ独自に発展します。10年あまりで、良かれあしかれ一変することもあります。

先送り行政から、ビジョンを基盤にした先回り行政で、安心と充実を図らねばなりません。汗をかき知恵を出して首長がリーダーシップを発揮する必要性を痛感しました。但し、財政規律を大幅に逸脱した放漫財政はNoです。

ところで、私の感想を裏書きするような短歌が「山日文芸」(6月17日)にありましたので紹介します。

半世紀前の 岡島思い出す 
  イオンモールの 土曜の人混み      甲府市 市之瀬 進

言葉の感性を磨こうと、私も近頃「短歌」を始めました。「短歌」は思想から誰もが共感できる日常の感慨までを、広く深く表現できる型式だと思います。

最後に私の拙い歌を一首。
半世紀前、我が家の日曜定番ランチだったカレーライスを思い出して。

日曜日 カレーを囲む昼下がり
   ラジオの音も ゆっくり流る

On Sunday were the plates of curry and rice before the whole table
  Also, slowly was flowing the sound of the radio 

 それでは、また。素敵な一日をお過ごしください!
 See you. Have a splendid day! (A plus tard. Bonne journe’e!)